光化学スモッグ注意報の発令がありました。

千葉地域に今年度初の光化学スモッグ注意報が発令されました。

7月24日13時20分、千葉地域で光化学スモッグ注意報が発令されました。
令和7年度初の発令で、昨年度(令和6年度)と比較すると、64日遅い発令でした。

千葉県では、大気汚染防止法第23条の規定により、「大気汚染緊急時対策実施要綱」を定め、光化学スモッグによる大気汚染が著しくなり、人の健康や生活環境に被害が生じるおそれのある場合には、光化学スモッグ注意報等を発令し緊急時協力工場等に対するばい煙排出量の削減措置の要請等、緊急時の措置を講じています。

光化学スモッグ注意報等の発令基準

千葉県での発令は、原則として次の基準によって行われます。
(1) 光化学スモッグ 予報
気象条件並びに各種汚染濃度を検討し、オキシダントによる大気汚染の状況が悪化するおそれがあると判断されるとき、判断した当日の午前11時までに発令される。
(2) 光化学スモッグ 注意報
オキシダントによる大気汚染の状況が悪化し、測定局における測定値が 0.12ppm以上である状態になり、かつ気象条件からみてこの状態が継続すると判断されるとき、発令される。
(3) 光化学スモッグ 警報
前号の状態がさらに悪化し、測定局における測定値が0.24ppm以上である状態になり、かつ気象条件からみてこの状態が継続すると判断されるとき、発令される。
(4) 光化学スモッグ 重大緊急報
前号の状態がさらに悪化し、測定局における測定値が0.40ppm以上である状態になり、かつ気象条件からみてこの状態が継続すると判断されるとき、発令される。

光化学スモッグとは?

工場や自動車などから排出される窒素酸化物や揮発性有機化合物に、太陽の紫外線があたることにより発生します。
目や喉の粘膜に刺激を与え、目がチカチカする、喉が痛いなどの健康被害を引き起こすことがあります。

光化学スモッグは、次の気象条件の場合に発生しやすいと言われています。

  • 天気 晴または薄曇り
  • 風速 弱い(4メートル毎秒以下)
  • 気温 最高気温が25度以上

光化学スモッグ注意報が発令されたら?

健康被害の未然防止のため、屋外での活動や激しい運動を避けてください。

また、光化学オキシダント濃度上昇を防ぐため、不要な自動車の使用は控えてください。