廃棄物の流れを管理するために、電子マニフェストをはじめませんか?

電子マニフェストとは

マニフェスト制度は、排出事業者がその処理を委託した産業廃棄物の処理状況を自ら把握し、不法投棄等の不適正処理を未然に防止するための制度です。
廃棄物処理法第3条には「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。」と定められています。
この排出事業者責任を果たすための便利なツールが、「電子マニュフェスト」です。

電子マニュフェストのメリットはこんなにあります。

  1. 操作が簡単で手間がかかりません
    ・入力したマニフェスト情報は、クリックひとつで情報処理センターに送信。
    紙マニフェストの場合の手書きの手間、印刷の手間等が、大幅に軽減されます。
    ・マニフェスト情報はすべて情報処理センターに電子データとして保存されますので、自社で紙マニフェストを保存する手間や保管スペースの確保が不要となります。
    ・情報処理センターがマニフェスト情報の集計・報告をしますので、毎年自治体に提出する「産業廃棄物管理票交付等状況報告」の手間がなくなります。
  2. 法令遵守
    ・マニフェストには、廃棄物処理法で記載が必要な項目が定められています。
    電子マニフェストでは、必須項目の入力がないと先の画面に進むことができませんので、紙マニフェストのような記載漏れが起こりません。
    ・法定の期限が近づいても終了報告がない場合には、排出事業者に通知が届きますので、確認漏れを防ぐことができます。
  3. データの透明性
    ・マニフェスト情報は、第三者である情報処理センターが過去5年分を管理・保存しており、セキュリティ対策も万全です。
    ・廃棄物の処理状況は排出事業者、収集業者、処分業者の3者が常に把握・確認することができるため、間違いも見つけやすく、修正や取消をする際には、お互いの承認が必要になりますので、1社だけでデータの修正・取消をしてしまうことはありません。
    ・本社・支店など、産業廃棄物の排出場所から離れた場所からも、マニフェスト情報を閲覧・確認することが可能です。

電子マニュフェスト利用料金表

出典:公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター

電子マニフェストをこれから導入される予定の事業者様、操作方法がご不明な事業者様は、お気軽に行政書士かわの法務事務所までご相談ください。